11月末で術後10か月を迎え、12月に入って術前検査を受診。病院内を上へ下へと歩き回らされて、調子のよかった右膝が痛くなった。ただ、痛くはなっても腫れることがほぼ無いので、良い傾向だと思ってはいる。術後間もない時期から半年ぐらいまでは、帰宅すると膝の周囲が腫れていて、氷嚢に氷をたっぷり入れてガンガン冷やすのが日課だった。家にいても、何故だか腫れている時があって、テレビ観ながらガンガン冷やすことだけはずっと継続してきた。氷嚢を膝に固定したのは良かったが、そのまま寝てしまって、なぜだか氷嚢の口が開いてしまい、マットレスが池と化したのが懐かしいぐらいだ。
術後10か月の膝の状態は、手術直後では想像できないぐらいに回復している。特に階段を下りる時につま先から地面について荷重し、次に踵が付くフォームが復活してきており、階段を昇る以上に複雑な身体動作がここまで回復してきていることに驚きと喜びでいっぱいの今なのだ。階段の昇降で降りる動作は、筋肉が引き伸ばされながら筋力発揮をするのであり、現在自分の体重を全部右脚に荷重することができているのは、すでに完治の域に入ったと言える。もちろん飛んだり跳ねたりはまだしていないが、これはもっと先でも良いと思っている。
こうなると本格的にリハビリからウエイトトレーニングに移行する時期では無いかとさえ思えてくる。ただ、抜釘手術前の大事な時期に、たとえ上半身だけであってもトレーニングをすることで、身体へは過負荷となるはずのので、術後の楽しみとして取っておこうと思う。
さて、その抜釘手術は年明け早々に実施される。手術より厄介なのが血圧だ。脛骨高位骨切り術の前の検査で、血圧が高いという理由で2週間延期になった経緯がある。抜釘手術はメインの骨切り術よりは簡易な内容だが、やはり全身麻酔を施すので、甘くは見ていられない。年末の時期、何かと酒が入る(と言っても普段からそういう生活だが)。膝のコンディション以上に血圧のコントロールが急務だ。