春合宿

春合宿の費用捻出は年末の高島屋アルバイトと単発で入る露店のアルバイトで賄った。4泊5日か3泊4日の春合宿は、夏合宿ほどのきつさは無かったが、これが終わると2年生になり、後輩を迎えることになる現実を前に、一味違う合宿であり、3年生の新幹部もそのことをことあるごとに強調してきた。普段フレンドリーな先輩(3年の先輩らは優しい感じの方が多かった)であっても、さすがに部の役職を背負ってモノを言う時は違ってました。まあ、学生の運動部ってある意味自己演出しないとやっていけない部分もあって、1年生らもそれを分かって1年生然として聞いていたように思う。お互い自己演出しあっていたということか(笑)

春合宿のメニューは夏合宿とほぼ共通。だが、3学年しかいないので、こじんまりとした合宿にならざるを得ない。年度当初は注意を受けるばかりで、あまり話す機会の無かった2年生とは春合宿こそ会話の場であり、ここで2年生の本音が聞けて楽になったと言える。合宿と云う非日常空間だからこそ言えることもあるわけで、そういう意味では同学年の仲間らとも連帯感が生まれてきたように思えた。

春合宿の時点で、引退まで部員として在籍した男子4名と女子4名がいたが、4名の女子部員の方が男子部員より質実剛健な連中が多く、ゆくゆくは女性上位の幹部になってしまうのかと思い、少々暗澹たる気分になった。


ボディビルランキング