昨年度末、36年勤務した法政大学職員を辞した。最後の職場となったのは2005年度から数年在籍した研究所の管轄部局で、異動が決まった時は、懐かしさとともに「ここが最後の職場か」と覚悟したことが思い出される。
3月17日には同期のメンバーが送別会を開いてくれた。自分の他にもう一人退職するE君がいたのだが、実は同期で二人は一番若い年齢なのだ。(他は大学受験を1,2回失敗している)
E君は奥さんも退職するらしく、今後は特に働く、つまり給与収入を得ることなく生活して、地域のための活動に励むのだと意気軒高に話していた。仲の良い夫婦なので、退職後もさらに円満な生活であることは間違いなさそうだ。
さて、自分はと言うと相変わらず独り者で、このまま海外を数年放浪しても構わない身分なのだが、結局郷里へ帰り就職活動をすることにした。実はトレーナーの資格を取得するために勉強中で、5,6月には受験し、結果がどうなるにせよ東京を引き払うつもりだ。落ちると3か月は受験できないので、とにかく1回で合格できるように頑張るしかないのだ。
あと、これは未確定要素が非常に高いのだが、もしかすると身を固めることになるかも知れない。相手の女性のことは、ここでは伏せておくが、2年ほど前に郷里で知り合った在住外国人。外国人と聴くと、皆揃ってネガティブなことしか口にしないので、できれば黙っていたいのだが、どれだけの人がそのネガティブなことを口にするのか聞いてみたい気もする(笑)
さて、資格取得の件。一般のトレーニーに指導できる資格として位置付けられているNSCA-CPTという資格を取得すべく勉強している最中なのだ。栄養学、運動生理学、機能解剖学、心理学などの基礎学問から始まり、NSCA内で必須とされている各分野についての座学と、実技講習から構成された授業は、体育系専門学校のオンライン授業+スクーリングといった感じだ。講師のレベルは皆高い。中には整体師などの日本の国家資格を持つ人もいて、テキスト以上の深い内容の授業を展開してくれる。
正直、実技指導授業では、体力の落ち込みを感じ、一時期落ち込んでしまった。と当時に、パワーリフティングのためのトレーニングで基礎的な体力因子をほぼカヴァーしていたのだと改めて確認できたことも付け加えておきたい。いろんなことに手を出さなくとも、ヘビーウエイトトレーニングに絞ったトレーニング内容で体力向上に充分であることは間違いない。だが、これは自分に関して当てはまることなので、これから指導させていただくトレーニーの方々には当てはまらないことは押さえておく必要がある。
退職すると一種気の抜けた感があって、毎日をだらしなく過ごしてしまいがちであったり、退職者におススメの書籍などを昼からカフェで読んだりする生活を想像しがちだが、自分の場合は資格試験合格に向けて、そんなのんびりしたことはやってられない。ただ、起きる時刻が昼過ぎになってしまっているので、せめて10時には起床して、まずは外を散歩する、あるいは自転車で30分ぐらい走るということを生活に取り入れようと思う。それから昼飯食べて、午後にオンライン授業、夕方にジム。夜は自習。こんな生活で試験突破できないはずがない!