いよいよ10月30日が地元タクシー会社への入社日。人生の再出発と言うと大げさだが、他に何か適当な言葉が見つからない(笑)だが、土用期間であるため、新しいことを始めるには適切ではない時期。大事なのは気持ちの持ちようなので、あまり気にかける必要もなかろう。だが、土用期間開けの単独で乗務開始する日を初日とすることにした。これで上手く行きそうだ。
それより大事なことは長期続いた就職活動がいよいよ終わりを迎えるということだ。やっと心の平穏を得られる。この間、心ここにあらずの精神状態が続いていた。大学を退職後はゆったり海外旅行でも行こうかと考えていたが、4,5月の2か月をNSCA-CPT試験の勉強に費やし(無事資格取得)、実家に戻ってからは就職活動のみならず、庭の樹木石撤去と駐車スペース工事、部屋の内装修繕が断続的に続き、海外旅行どころでは無くなった。だが、タクシー会社へ就職したら、もう1週間連続の休みなど取得できないだろうし、おそらく海外旅行など、生きている間に二度と行けないのではないかと残念な気持ちだ。
さて、パーソナルトレーナーとして働く道はどうなったかと問われると、業界の動向を見誤ったとしか言えない。ベンチャーの世界であるパーソナルトレーナー業界に、60歳近い人材はそぐわないようだ。また、資格取得のために入学したスクールを持つパーソナルトレーナージムの面接では、この採用責任者には俺は好まれないだろうな、と直感したものだ。ただ、どうして不採用だったのかはいまだに不明で、モヤモヤしたものが残ったままだ。
しかし、俺は一体あと何年生きられるのだろう。何か使命を果たすために生まれてきたのであれば、残りの人生はそれを果たすために生きたいと思うが、何が使命なのかもわからない。タクシー運転士がそれなのかもわからない。わからないまま前に進んでいくだけしかないのか。